経験と想像｜脳　マインドの仕組み　コーチング

私たちの脳は
実際に経験したことと
頭の中で想像したこととの
区別をつけることができません。

例えば
梅干しを口の中に入れたら
酸っぱくて唾液が出てきます。

しかし
実際に梅干しを食べる経験をしなくても
頭の中で梅干しを食べている様子を
想像するだけで
同じように唾液が出てくるのです。

脳にはその区別が
つかないのです。

そう言われると
脳はなんていい加減な臓器なんだ。
と思われるかもしれませんが

そのいい加減な脳を
どううまく使うかが大切なのです。

私たちは
その想像が
どうしてもネガティブなものに
偏ってしまいがちです。

過去の失敗を繰り返さないために
脳が身につけてきた習慣なのでしょう。

だから
ちょっとしたトレーニングが
必要になってきます。

自分が大成功をしている姿を
意識的に想像するようにします。

時間や場所も決めて
着ている服や周りにいる人など
ドラマの設定を考えるように
ありありとリアルに
想像するのです。

そして
それを繰り返し行うことで
脳はそれが
経験なのか想像なのかを
混同してしまうのです。

そして
それがあたかも
過去に起こったことかのように
自己イメージに取り込んでいきます。

自分はこんな大成功する人間だ。
という自己イメージです。

想像によって
偽物の記憶を作っていく
と言ってもいいかもしれません。

脳には
偽物だろうと本物だろうと
関係ないのです。

脳は案外いい加減な臓器
なのですが
それを上手に使いこなせば
素晴らしい成果をもたらしてくれるのです。

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