マニュアル化の功罪|思考力 抽象度 コーチング
2022/08/02
ある一連の作業を
効率よく進めるために
マニュアルを作ることは
とても便利です。
誰もがそれを見ることで
やるべきことがわかり
その通りにやれば
ある程度うまくいくことが
保証されます。
手順を箇条書きにしたり
注意点を列挙したりすることで
初めて作業をする人も
スムーズにできるようになります。
そうやって
マニュアル化していくことは
便利な側面もありますが
困った問題を
引き起こすという
側面もあるのです。
それは
作業をする人が
思考停止に陥るということです。
マニュアルがあることで
そのマニュアルさえ
守っていれば良いと考え
ただ機械的に作業をするだけで
その作業の意味について
考えなくなってしまいます。
その結果
マニュアルにない
不測の事態への
対応ができなくなったり
マニュアルに固執して
かえって事態を悪化させたり
作業の目的が果たせなくなったり
することもあります。
時には状況に合わせて
作業を飛ばしたり
別の作業を入れたり
ということが
必要な場合もあります。
何のためにその作業が
必要なのかという
ことを考える力があれば
その場の状況に応じて
臨機応変な対応ができるのです。
マニュアル化の
功罪について考えることは
私たちが
日常的に行っている
行為の意味について
考えてみることにもつながります。
何のためにやっているのか?
これを常に考える
習慣をつけることが大切なのです。
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