士は己を知る人のために｜聞くこと 社員教育 コーチング
2022/07/22
会社の配置換えで
成績の悪い部署に
辣腕の上司が異動してきて
一生懸命改革をしようとするが
部下の反発にあって
なかなかうまくいかない
ということは
往々にしてあるものです。
上司からすれば
「そんなことだから
成績が悪いのだ。」
と部下への文句を
言いたくもなるでしょう。
しかし
部下からしてみれば
突然変わってきた上司が
今までの事情も知らないのに
あれこれと指示をされて
反発を覚えるのも
無理からぬことなのです。
では
どうすればよいのでしょうか。
「士は己を知る人のために死す」
という言葉があります。
自分の価値を
わかってくれる人には
命をかけることができる
というものです。
あれこれと
指示をする前に
まずは
部下の話を聞くことです。
「聞いてもらえた」
「わかってもらえた」
と思うだけで
人は心を開きやすくなります。
しっかりと部下の話を聞き
そして
これまでの努力を認めた上で
さらに良くするために
力を貸して欲しい。
というスタンスで
接することにより
まさに
己を知る人のために死す
というような
働きをする組織が
できていくのです。
これは会社に限らず
どんな人間関係にも
言えることです。
まず
その人のことを知る
そのために
しっかりと時間をとって
話を聞くこと。
当たり前のようですが
つい忘れがちに
なってしまうことでもあります。
聞くことの価値を
常に意識しましょう。
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