テレビでやっていないことは起きていない?|メディアリテラシー 無意識の判断 マインド
2022/06/14
テレビを見る人が
減ったとはいえ
依然として
テレビから情報を得ている
という人の割合は
多いのではないでしょうか?
「そういえば
この前テレビで言ってたけど・・・」
などという会話が
話題に登ることもよくあります。
社会で起きていることを
多くの人に知らせる
という気概を持って
テレビ番組を作っている人も
いる一方で
どうしても
スポンサーの意向には
逆らえないという
現実もあります。
テレビで取り上げる内容は
番組制作側の意図が
大きく反映されたものに
なっているのです。
テレビばかりから
情報を得ている人は
テレビでやってることが
社会で起きている全てであり
逆にテレビでやっていないことは
起きていないことだと
思い込んでしまっています。
番組制作者の視点を通してしか
世の中を見られなく
なってしまっているのです。
このことは
考えてみれば
ごく当たり前のことで
「そんなことはわかっているよ」
という人もいるでしょうが
テレビの力は
無意識に刷り込まれているので
わかっていても
その影響から逃れることは
なかなか難しいのです。
私たちの
無意識の判断には
テレビの影響があるのではないか?
とか
テレビで取り上げていないことだけれど
重要な出来事があるのではないか?
そういった疑いを
常に持っておく必要があります。
テレビに限らず
私たちは過去の経験により作られてきた
RASという認知のフィルターを通して
世界を見ているという
自覚が必要なのです。
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