子どもの自己イメージは親が作る｜子育て　家庭教育　コーチング

2022/06/10

親が日常生活の中で発する
ちょっとした言葉が
子どもの自己イメージを作ります。

特に小さな子どもは
親の言葉を聞いて
それをそのまま
なんの疑いもなく受け入れるのです。

「この子は何をするにも
　トロいんですよね。」
という母親同士の会話を
子どもは聞いています。

なんの疑いもなく
「そうか、私はトロいんだ。」
と
その子の頭の中で
その言葉が繰り返されるのです。

そして
その言葉通りの
行動をするようになるのです。

「トロい」などと
直接的に言葉で表現していなくても

子どもに対する
親の反応や仕草を
子どもは感じているのです。

めんどくさそうだな
嫌そうな顔をしたな
驚いていたな
機嫌が悪いな

という様子を
感じ取っています。

ある子が
「みんなみたいになりたい」
「みんなと同じになりたい」
「みんなができることを私もしたい」
と号泣していて

どう接したらいいか
お母さんが悩んでいる
というお話を聞きました。

その子は知らず知らずのうちに
みんなと同じであることがいいことだ。
みんなと違う自分はダメな子だ。
という自己イメージを
作り上げてきました。

残念ながらほとんどの場合
親の言葉や態度が
それを作ってきたのです。

もちろん希望はあります。

その自己イメージを
書き換えることは
十分にできるのです。

「私は私のままで素晴らしい」
「人と違うことが私の長所だ」
という自己イメージを
作ってあげればいいのです。

大切なのは
うわべだけの言葉かけではなく
心からその子の良さを
信じることです。

親が子どもを信じることが
その子の幸せを作っていきます。