大人の発達障害|職場 理解 適材適所
2022/05/13
会社に関わるようになってから
大人の発達障害の問題に
遭遇することが増えてきました。
なんとなく
仕事でミスが多いな
と思っていた人が
実は
発達障害なのではないか
と気づくケースです。
発達障害とは
先天性の脳機能障害で
認知や行動に特性が生まれ
社会との間に不適応を
起こしている状態のことを言います。
発達障害には
自閉症スペクトラム障害(ASD)
注意欠如・多動性障害(ADHD)
学習障害(LD)
があります。
例えば
ASDは
暗黙のルールがわからない
場の空気を読むのが難しい
冗談がわからない
強いこだわりがある
ADHDは
気が散りやすく集中できない
整理整頓が苦手
思いつきで行動する
人の会話に割り込む
LDは
文字の読み書きに困難がある
暗算ができない
などの特性があります。
障害に対する理解が
進んでいない時代には
障害がある=その人が劣っている
という見方を
されることもありましたが
最近では
その特性を活かして
その人にあった仕事をしてもらうように
配慮する会社も増えてきています。
実際に私が関わっている会社も
社員さんの特性について学び
仕事の分担の見直しをしています。
長いこと悩んでいた人が
上司に相談することで
とても働きやすくなるという
ことが起きているのです。
ネットでも書籍でも
発達障害に関する情報は
たくさん学ぶことができます。
もしかしたら
自分も発達障害かもしれない
と思ったら
まず自分で診断してみてください。
そして
信頼できる同僚や上司に
相談してみてください。
ずっと一人で
苦しんできたことが
一気に解決するかもしれません。
障害は社会が作るものです。
その人の個性が生きるように
社会を変革させていくことが
大切なのです。
目がよく見えなければ
眼鏡をかける
足がうまく動かなければ
車椅子に乗る
そうやって
社会に適応できれば
障害が障害ではなくなります。
発達障害も同じです。
その特性を活かした働き方は
必ずあります。
一人で悩んでいないで
ぜひ相談してみてください。
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