夢は自由に決めていい｜夢実現 教育 コーチング
2022/05/08
学校の講演会で
よく話すエピソードです。
小学3年生を担任したとき
個人面談で
一人の男の子に
「あなたの夢は何？」
と聞きました。
するとその子は
「僕には夢がありません。」
と答えたのです。
私は
「夢と聞かれて、
職業のことを答えないといけない
と思ってない？」
と聞くと
「はい。そう思ってました。
なりたい職業がないんです。」
と。
「夢って職業のことだけじゃないんだよ。
例えばね、
バケツいっぱいのプリンを食べたい
というのも立派な夢なんだよ。」
そう言うと
その子は驚いたように
顔を上げました。
そして
こう言ったのです。
「先生、それなら夢があります。
僕は世界中のきれいな景色を
見て回るのが夢です。」
と。
子どもは常に
大人に何を求められているのか？
を気にしています。
「夢は何？」
と聞かれたら
大人が求めている答えを
探そうとするのです。
しかし
それが思いつかなかったら
本当はいろんな夢を持っているのに
あなたが求める「夢」はない。
という意味で
「夢はない。」
と答えてしまうのです。
子どもだけでなく
私たち大人も含めて
自分の夢（ゴール）は
こうでなければならない
という思い込みを
持っていないでしょうか？
その思い込みを外すことで
世界が広がります。
「先生、それなら夢があります。」
と言った子のように。
これを夢にしてもいいんだ。
と思えることで
世界の見え方が変わるのです。
夢は自由に決めていい。
子どもたちにも
そして自分自身にも
しっかりと
伝えていきたいものです。
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