自己研磨|仕事 成長 人格
2022/04/26
自分を磨く
という言葉は
とても示唆に富んだ言葉です。
例えば
陸上競技で使う
砲丸の玉のような
鉄の玉を思い浮かべてください。
錆びた鉄球を
磨くには
まず目の荒いやすりで
ガシガシ擦る必要があります。
錆を一気に落とすためです。
目の荒いやすりですから
当然鉄球には
たくさんの傷がつきます。
しかし
初めはそんなことは
気にしません。
まわりにびっしりと
張り付いた
錆を落とすことが
先決ですから。
赤黒い
錆が全て落ちると
鉄の光沢が
姿を表します。
一見綺麗になったなと
思うのですが
よく見ると
表面は傷だらけです。
さらにそこから
やすりを
目の細かいものに変えて
磨いていきます。
表面ピカピカ
光ってきます。
磨けば磨くほど
細かい傷が目についてきます。
錆がついていた頃の
鉄球と比べたら
取るに足らないような
ごく小さな傷が
気になってくるのです。
その度に
さらに細かい目の
やすりに変えて
磨いていくのです。
自分を磨くとは
そういうことです。
初めは
取るに足らない
細かな部分にまで
目が行くようになるのです。
仕事で言えば
初めは
大雑把に仕事の仕方を
身につけます。
そもそも
何をどうすればいいのか?
ということが
問題になるのです。
セールスの仕事で言えば
商品の概要の説明の仕方を
身につけていきます。
それから
気をつけるべき
接客時のマナーや
お客様の質問への対応の仕方を
身につけていきます。
さらに
服装や髪型を整える
爪を磨く
自然な笑顔の練習をする
使用するペンに気をつかうなど
細かいところに
目が行くのです。
どれだけ
小さな部分に気づくかどうか
が勝負になってきます。
そのほんのわずかな差が
仕事の成果に
影響するレベルにまで
仕事の質が
上がっている証拠なのです。
仕事に限らず
自分の生活全般を
振り返ってみて
どれだけ
自分が磨かれているのかを
確認してみましょう。
錆だらけの表面を
目の荒いやすりで
小さな傷を無視して
ガシガシ擦っている
レベルでしょうか?
ピカピカに見える表面の
ほんの小さな傷を
見逃さずに
それを目の細かいやすりで
磨いているレベルでしょうか?
磨けば磨くほど
さらに
小さな傷が目につくようになる。
だから
さらに磨きをかけるのです。
気づくことから
変化が始まります。
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