全ては自分次第｜哲学 存在 心
2022/04/06
我思う故に我あり
とは
哲学者デカルトの言葉です。
全ての存在を
疑ったとしても
そう考えている自分は
どうやら存在していると
言えるらしいと
考えに考えた末に
辿り着いた言葉です。
例えば
目の前に
コップがあるとしましょう。
このコップは
本当に存在するのだろうか？
と考えたのです。
いや
目で見えるし
触れば感じられるから
存在するでしょう。
という人もいるでしょうが
見る
聞く
匂う
触る
味わう
といった五感は
存在する証拠には
ならないというのが
デカルトの考えなのです。
それらは
電気信号により
脳が作り出した感覚でしか
ないのです。
それが証拠に
この五感はしばしば
誤作動を起こします。
例えば
触れないものが見えたり
見えるのに触れなかったり
他の人には見えるのに
その人には見えなかったり
五感だけでなく
考え方も人によって
さまざまです。
人の死を
悲しいと思う人もいれば
それを喜ぶ人もいます。
雨が降って
残念がる人もいれば
ありがたいと感謝する人もいます。
一つの事象を
人によって
どう捉えるかも
人それぞれであり
悲しい出来事も
楽しい出来事も
存在しないのです。
それを思う我が
存在するだけなのです。
全ての存在は
自分が作り出している。
逆に言えば
自分次第でこの世界は
どうにでも変えられる
ということなのです。
我思う故に我あり
300年以上前の
この言葉の重みを
改めて噛み締めています。
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