国語の授業と抽象度|説明文 構造 幸せ
2022/03/23
抽象度を上げることが
幸せになる鍵である
このメルマガで
何度も言っていることですが
私がこの「抽象度」について
考えるようになったのは
国語の授業がだったのです。
そもそも「抽象度」というのは
脳機能学者の苫米地英人氏が
作った造語であり
コーチングを学ぶようになって
初めて出会った言葉ですが
具体(具象)ー抽象
という概念については
国語科で
説明文をどのように
授業するのかを
一生懸命に研究していたときに
注目した概念でした。
世の中の実用的な文章の
ほとんどは説明文であり
その説明文の構造を
しっかりと教える必要が
あると感じていました。
そして
説明文の構造の基本骨格が
具体と抽象の往復なのです。
説明文は
主張(抽象概念)と具体例によって
成り立っています。
主張の後に具体例
具体例の後に主張
または
主張→具体例→主張
という構造が
全ての説明文の基本です。
これをいかに
子どもたちにわかりやすく
教えるかを考えながら
抽象化していく力を
つけることは
学びの階段を登っていく
過程そのものだ。
ということに
気づいたのです。
国語だけでなく
算数も社会も理科も
学問という階段を
登っていく過程で
私たちは
より抽象化された
概念を獲得していくのです。
そうやって
具体と抽象について
考えていたときに
苫米地英人氏の
本と出会い
抽象度という言葉に出会い
その
大切さに気づくことが
できました。
「犬が好き、猫が好き」
と細かな違いに
固執するのではなく
「どちらも同じ哺乳類だよね」と
一つ上の抽象化した
概念を獲得することで
矛盾がなくなっていくのです。
一つ上の概念を
獲得することは
それまで持っていた
矛盾や対立をなくし
大きな枠組みで
物事を捉えることに
つながるのです。
独り占めや
弱いものいじめも
抽象度を上げることで
それが
愚かなことだと
気づくことができるのです。
いじめや差別をなくすのも
抽象度を上げることで
簡単にできますし
戦争をなくすことだって
可能なのです。
世の中の人が
一つ上の抽象度に
上がることで
今まで抱えていた
さまざまな苦しみから
自由になれる。
苦しみを抱えている
多くの人たちに
ぜひ知ってほしいと
思っています。
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「ゴールの抽象度」