夢のタネ|子育て 勉強 モチベーション
2021/12/24
「うちの子
ゲームばっかりして
全然勉強しないのよ。」
そんな話を
何度も聞くことがあります。
「お子さんはどんなゲームを
しているのですか?」
と聞くと
みなさん口ごもります。
「ゲーム」と一括りにしてしまい
実際に自分の子どもが
どんなゲームをしているのかには
全く興味がないようなのです。
ゲームを目の敵にして
それをしている間
勉強ができていない
ということにのみ
大きなストレスを
感じているのです。
一口に勉強といっても
その中身は
大きく変遷してきました。
大昔は
獲物の取り方や
木の実や山菜の取り方
などが勉強の対象でした。
衣服の作り方
住居の作り方なども
そうだったでしょう。
社会が変わるに従って
必要な勉強の内容は
どんどん変わってきたのです。
現代においても
職人を目指す人にとっては
手先を器用に動かすことが
勉強の対象ですし
スポーツ選手にとっては
自分の体を鍛えたり
実際にスポーツの試合をすることが
広い意味での
勉強と言えるでしょう。
プロスポーツ選手にとって
どんな素晴らしい
プレーをするかが
その人の収入の鍵になるのです。
もちろん
言語や数字を巧みに
操ることができると
収入が上がるという仕事を
する人にとっては
本を読み
文を書き
計算をすることが
いわゆる勉強の対象になります。
これからの時代は
eスポーツといって
ゲームをいかに上手にプレーするかが
収入の鍵となる人も
どんどん出てくる時代です。
野球選手になる
サッカー選手になる
ピアニストになる
弁護士になる
医者になる
と
それぞれの勉強を
がんばる人たちに並んで
eスポーツの選手になる
と言って
ゲームの技術を磨く人たちが
どんどん増えていくのです。
「うちの子
ゲームばっかりして
全然勉強しないのよ。」
という愚痴が
「うちの子
本ばっかり読んでて
全然ゲームしないのよ。」
という愚痴に変わる日も
くるかもしれないのです。
子どもには
「ゲームばかりさせろ。」
とまでは言いませんが
せめて
自分の子どもが
どんなゲームをしているのか
どんなことに
面白さを感じているのか
ということぐらいは
興味を持って
聞いてあげて
ほしいと思います。
それがその子の
夢のタネになるかも
しれません。