自分を指さす｜心理的安定　メンタル　心の健康

相手を指さすのではなく
その指を自分に向けなさい。

そんな教訓を
聞いたことはありませんか。

あれこれ
人の文句を言っていないで
自分のことを振り返りなさい。
といった反省を促す
教訓であると思いがちですが

実は反省を促す以上の
深い意味が含まれています。

相手を指さす
つまり自分以外のものに
フォーカスすると

なかなか自分の思い通りに
コントロールできないことがあります。

そうやって
相手を指さす人は
コントロールできないイライラを
募らせていき
周りとの人間関係を
壊していってしまうのです。

相手を指さすのではなく
その指を自分に向ける人は

コントロールできるものに
フォーカスすることができます。

相手がどうあれ
周りがどうあれ
自分はこのようにしよう。
と決めることで

周りの雑音に左右されず
やりたいことが
やりたいように進められます。

例えば
相手が挨拶しない。
という状況を
相手に対してあれこれ言うと

自分もイライラしますし
相手との関係も
悪くなるかもしれません。

しかし
自分が挨拶をする。
と決めて
それをやり続けると

自分は自分がやるべきことを
しっかりとやっているという
満足感を味わうことができます。

もしかすると
そんな様子を見た
相手の態度が自然と変わってくる
ということも
起きてくるかもしれません。
（もちろんそれに期待しすぎると
　相手を指さすことになりますが・・・）

相手を指さすのではなく
その指を自分に向けなさい。

という教訓は
自己反省を促すものだけでなく

自分のマインドを
よい状態に保つための
アドバイスでもあるのです。