正義の危うさ|善悪 価値観 中傷
2021/11/18
自分が正しいと
信じて疑わない人は
実に危ういと
言わざるを得ません。
人類史に残る
大虐殺を行なった
アドルフ・ヒトラーは
私利私欲ではなく
国家のことだけを
心から考えて行動した
人間でした。
ドイツの発展のためには
ユダヤ人を虐殺することが
正しいことだと
信じて疑わなかったのです。
自分は邪悪な人間で
ユダヤ人を痛めつけようとか
ユダヤ人が苦しむのを楽しむとか
そんな思いは
一切なかったのです。
人類史状類を見ない
大悪人と思われるような
人間でさえ
「自分は正しいことをしたのだ。」
と思っているのです。
ヒーロー漫画などで
描かれる
いわゆる正義の味方は
常に世の中のために
悪をやっつけるのですが
見方を変えれば
大悪人と言われる
ヒトラーがやったことと
同じだとも言えるのです。
人を殺すほどの
大きなことではなくても
私たちは日常的に
自分が正義だと思うことに
したがって行動します。
その正義がときに
相手を非難したり
中傷したりすることに
つながることもあります。
正義の味方だと思って
行動したことは
実は相手から見たら
悪人に見えているかも
しれないのです。
近年問題になっている
ネットでの誹謗中傷も
周りから見れば
悪い人かもしれませんが
本人は正義のために
攻撃しているのです。
正義を信じることは
大切なことですが
危うい側面もあるということは
常に意識しておかなければ
いけないと思うのです。