悠久の時を感じる｜子育て　心の安定　歴史

山口県立美術館に
古代エジプト展を
見に行きました。

石で作られた彫像や
パピルス紙に書かれた死者の書
そして
麻の包帯に包まれた
本物のミイラなど

歴史の教科書に
写真で出ていたようなものが
目の前で見られることに
少なからず興奮しました。

何千年も前に
生きた人類が
彫像を作り
死者の書を作り
ミイラを作り

死後の世界の存在に
臨場感を
持たせてきたことを思うと
人類の知恵の素晴らしさを
思わずにはいられません。

決して
避けることのできない
死への恐怖を
解消するために
様々な工夫を
凝らしてきたのです。

歴史好きの
中学校2年生の息子は
とても喜んで
母親を相手に
解説をしながら
展示を食い入るように
見ていました。

中学2年生14歳の息子が
5000年前の人類の生活に
思いを馳せていることに
親としても
嬉しくなりました。

目の前のことしか
考えられない
抽象度の低い大人も
多い中で

自分の生命時間よりも
はるかに長い
タイムスパンで
物事を捉える
そんな視点を持つことで

目の前の
小さなことに一喜一憂せず
落ち着いた生き方が
できるようになるのです。

悠久の時を思い
広大な宇宙を思う

そんな

人間に育ってくれれば
いいなと思っています。