普通を疑う|教育 コーチング 山口
2021/10/21
私たちは
普通であることが
よいことだという
教育を受けてきています。
公立の学校教育では
普通の子どもたちに合わせた
カリキュラムが用意されています。
いわゆる学力程度が
平均値に近い子どもたちが
一番学びやすいような
カリキュラムです。
学力程度が平均から遠い子は
そのカリキュラムが
難しすぎたり
簡単すぎたりして
不適応を起こしてしまいます。
勉強についていけない子
勉強が簡単すぎて
退屈してしまう子は
普通ではない子として
扱われてしまいます。
ただ単に
平均から遠いというだけで
何か悪いことのように
感じてしまうのです。
ただ単に
社会が用意した
システムの仕組みに
合っていないだけ
少数派だというだけで
障害児だとか
生意気だとか
言われてしまっているのです。
その子が悪いのではなく
社会のシステムが
その子の個性に対応できていない。
システムの問題なのに
その子の問題だと
勘違いされてしまっています。
日本では
「あの子変わってるよね。」
という言葉は悪口です。
人と違うことが
悪いことだという文化が
現代の日本でも
まだまだ残っています。
人権意識の問題などと言われますが
その根本は
教育の仕組みなどを中心とした
社会システムの問題なのです。
コーチングでは
NOT NORMALは褒め言葉です。
普通ではないことが
素晴らしいことだと教えます。
人と違うからこそ
その良さを生かして
助け合えるのです。
人と違うところがあれば
それを自分の強みとして
どんどん伸ばしていく。
それがコーチングの考え方です。
いわゆる普通であることが
いいことだという考え方を
疑いましょう。
普通とは何なのか?
それは本当にいいことなのか?
普通という枠組みに
子どもたちを押し込めて
個性を殺してしまっている
そんな現状を疑いましょう。
世の中には
普通という概念に
苦しんでいる人たちが
たくさんいます。
NOT NORMALであることを
誇れるような
「あの子変わってるよね」が
褒め言葉になるような
そんな文化を
作っていきたいものです。
それは
私たち一人一人が
普通を疑うことから始まります。