この世は仮想世界なのか？｜心　マインド　コーチング

私たちは
仮想世界と現実世界を
区別できるのでしょうか。

1999年に公開された映画
「マトリックス」では
プラグによって
仮想世界に繋がれた人間を
コンピュータが飼育している
という設定でした。

仮想世界マトリックスから
抜け出した主人公たちが
再びプラグに繋いで
マトリックスに入り
コンピュータと戦うという
ストーリーです。

私には
ただのSF映画だとは
思えませんでした。

私たちが今生きている
この現実世界が
仮想世界ではないと
言い切ることが
できるでしょうか？

「仮想世界ではない。
　その証拠に目の前の
　コップを触ることができるし
　食べ物を食べて
　味わうことができる。」
と言うでしょう。

しかし、
コップを触ったとき
その情報が神経を通して
電気信号として
脳に認識されるだけです。

本当に触ったかどうか
よりも
電気信号が伝わったかどうか
の方が問題なのです。

つまり
全く触っていなくても
電気信号さえ作れれば
触った感覚を
脳に伝えることができるのです。

逆に
実際に触っていても
電気信号が伝わらなければ
脳は「触った」と
認識しないのです。

寒い日に手がかじかんだり
正座をして足が痺れたりした時
その信号が狂ってしまい
触覚が脳に認識されない
という現象を
経験したことも多いでしょう。

結局は
脳がどう認識するか
だけの問題なのです。

私はこの世界が
仮想世界か現実世界か
という問題を考えたい
のではありません。

仮想世界か現実世界かを
私たちは
区別することはできない。

どちらにせよ
脳＝心が
全ての世界を作り出している。
ということが大切なのです。

心の状態によっては
この世界がバラ色に
見える人もいれば
この世界が灰色に
見える人もいるのです。

もし心の仕組みを知り
しっかりとコントロールできたとしたら
この世界をコントロールできるのと
同じことになるのです。

映画「マトリックス」では
主人公が覚醒し
仮想世界の中で
人間とは思えない
桁外れのパフォーマンスを
発揮します。

心がコントロールできれば
そんなスーパーマンになることも
不可能ではないのです。