差別の原因
2021/06/09
コロナ禍で
差別問題が
浮き彫りになっています。
感染者が差別され
医療従事者が差別される
感染者が多い
地域の人が差別される
マスクをしていない人が
差別される
感染することで
純粋に健康被害が起きることよりも
周りの人からの
差別を受けることの方が
より深刻になっています。
コロナウィルスよりも
周りの人の目の方が
はるかに怖いという
状況です。
そもそも
差別とはなぜ起きるのでしょうか。
一言で言えば
それは無知です。
男女差別は
男性が女性について
よく知らないことで起き
外国人差別は
日本人が外国人を
よく知らないことで起き
病人に対する差別は
健康な人が病気について
よく知らないことで起きるのです。
分からないこと=怖いこと
人はよくわからないものを
恐れてきました。
暗闇が怖い
幽霊が怖い
雷が怖い
これらは全て
よくわからないものを
恐れるという共通点があります。
同様に
コレラもハンセン病も天然痘も
原因不明のものは
鬼神の仕業だとか祟りだとか
言って恐れていたのです。
よくわからないものは
怖いものとして遠ざける
そうやって
差別が起きるのです。
これだけ科学が発展した
現代において
無知による差別という態度は
実に不誠実な態度だと言えます。
現代においては
知らないものを知る方法が
十分あるにもかかわらず
それを知ろうとせず
差別の対象として遠ざけてしまう。
このような態度は
社会全体にとって
とても大きな不利益をもたらす
態度です。
もしも
何かに差別的な感情を
抱いていたとしたら
その対象について
もっと知ろうとするべきです。
その手段はたくさんあるはずです。
コロナ騒動についても
同様です。
テレビで垂れ流される
不安を煽る報道に
一喜一憂するのではなく
自分で情報を取りに行く
ことが必要です。
私たちは
雷の原因もその対処法も
知っているから
必要以上に
雷を恐れることはありません。
知れば怖くないし
知れば差別は解消されます。
健康被害より
周りの目が怖い
という状態が
解消されることを
願っています。