コーチングのことを
コンサルティングと
言われる人がいるので

2つの違いを
明らかにして
おきたいと思います。

コンサルティングとは
クライアントの課題を
解決するための
助言を行うことです。

例えば
ある会社の商品の
売り上げを上げたい
という課題に対して

そのための方法を
提案するというのが
コンサルティングです。

コンサルタントは
商品を売るための
様々な知識を持っていて

その知識を活かして
クライアントの状況に応じて
アドバイスをする
というのが仕事です。

それに対して
コーチは
その課題を解決するための
マインドを整える
お手伝いをします。

必ずしも
商品を売るための
知識は必要ありません。

かえってその知識が
ないほうが
その経営者の心理的盲点に
気づくことができます。

知識があればあるほど
視点が固定されてしまい
見えない部分が
できてしまうのです。

コンサルティングは
課題解決の知識を与える

コーチングは
課題解決のマインドを整える

という違いがあるのです。

ですから
私たちコーチは
経営者に対してコーチングをするとき
その業界に対する知識が
必要なわけではありません。

裏を返せば
どの業界の経営者に対しても
コーチングができる
ということです。

コーチングでは
クライアントに
「どうしたらいいですか？」
と質問されることも
ありますし
場合によっては
その質問に答えることもあるのですが

基本的には
「あなたは
　どうしたいと思っていますか？」
というのが
私の返答です。

答えはあなたの頭の中に
ありますよ。
ということなのです。

課題解決のための力を
与えるのではなくて

課題解決のための力を
内側から引き出すのが
コーチの仕事です。

いずれにしろ
経営者にとって
コンサルティングも
コーチングも
どちらもとても大切な
存在であることは
間違いありません。