認知的不協和
2021/06/02
私たちに
ゴール設定が必要な理由は
さまざまありますが
その一つに
認知的不協和を起こすこと
というものがあります。
認知的不協和は
怒りや苛立ち、緊張を
もたらすものですが
それをうまく活用することで
問題解決のエネルギーとなります。
認知的不協和とは
2つの矛盾する考えを
頭の中に同時に抱えることです。
わかりやすい例で言えば
壁の絵が斜めに
傾いているのを見た時に
あなたの中に起きる
苛立ちです。
本来は
水平になっているのが
あるべき姿なのですが
実際にはそうなっていない。
これが
認知的不協和です。
こんな時
人は自然と
この斜めになった絵を
まっすぐに戻したいと
考えます。
そして
すぐにそれを
実行するでしょう。
これが
問題解決のエネルギーです。
この問題解決の
エネルギーを生み出すために
ゴール設定をし
認知的不協和を起こすのです。
新しいスマートフォンが
発売されるというCMを見ると
ついそれが欲しくなります。
CMではその新商品の
優れた点や、
それを持っている人が
どのように素晴らしい
生活を送れるかについて
あなたに語りかけます。
そしてあなたは
それを自分が手にしている状態を
想像するのです。
すると
今まで持っていた
古いスマートフォンが
急に魅力のないものに
感じられてくるのです。
今まで何の不便も感じずに
使ってきたはずなのに
CMを見たばっかりに
もうそのスマートフォンでは
我慢できなくなってしまいます。
この認知的不協和を
解決するために
あなたはありとあらゆる方法を
とるでしょう。
これが
問題解決のエネルギーなのです。
この例で言えば
CMを見るという行為が
ゴール設定に当たります。
ゴール設定をすることで
現状に我慢ができなくなり
ゴール達成へのエネルギーを
生み出すことになるのです。
もしも
ゴール設定をしなかったら
あなたは
今日と同じ明日
明日と同じ明後日を
当たり前のように
生きるだけなのです。
ゴール設定をしなければ
繰り返しの毎日を送り
そのことに
何の疑問も感じないでしょう。
認知的不協和は
あなたに
怒りや苛立ち、緊張を
もたらすものですが
それを
エネルギーに変えて
前進していきましょう。