いつの間にか出来上がった信念
2021/05/27
私たちが今
これが正しい。
こういうものだ。
と考えている大きな枠組みを
信念体系といいます。
これは
自分のことについての
信念も含んでいます。
自分はどういう人間か
という自己イメージも
信念体系の一部なのです。
その信念体系を作っているのは
私たちが幼い時に周りの人から
かけられた言葉です。
「〇〇ちゃんはお利口だね。」
と言われたら
「そうか、私はお利口なのか。」
ということで
「お利口な自分」というものが
出来上がっていくのです。
お利口であることが
よいことだという信念も
同時に作られるとしたら
ポジティブな自己イメージが
できていきます。
逆に
ネガティブな自己イメージが
できていくこともあります。
「〇〇ちゃんは、忘れんぼだね。」
と言われたら
「忘れんぼな自分」が
出来上がっていきます。
そうやって
よく忘れ物をするのが
正しい自分であり
忘れ物をしない自分は
本来の自分ではない。
という自己イメージが
できてしまうと
自分でその自己イメージを
強化してしまうのです。
特に幼い頃に
周りの大人から
かけられた言葉は
素直な幼児の心に
ストレートに入っていきます。
「三つ子の魂百まで」
という言葉もありますが
その時にどんな
言葉をかけられたかで
その人の人格が
形作られてしまうのです。
親や教師は
そのことを
しっかりと肝に銘じて
子どもと接する必要があります。
自分の言葉が
子どもの人格を左右するような
重要な言葉であることを
意識しなければならないのです。
そして
その幼児期を経験して
成長してきた私たちは
いつの間にか
自分の信念体系が
作られています。
もしかすると
その信念が
自分のゴール達成の
障害となっているかも
しれません。
でも大丈夫です。
その信念は
作りかえることができます。
セルフトークを
コントロールすることで
ゴール達成に相応しい
自己イメージを再構築することが
できるのです。
そのためにも
いつの間にか
出来上がった信念を
しっかりと
認知することが必要です。
自分はどんな人間で
どんな価値判断をし
何を大切にしているのか。
そこから
自己革新がスタートするのです。
何歳からでも
人は変われます。
いつの間にか出来上がった自分を
自分の望む通りの自分に
作り変えていきましょう。