まず理解に徹する
2021/05/20
相手を本当に
愛しているとしたら
私たちがするべきことは
いかにその人に話すかではなく
いかにその人の話を
聞くかということが大切です。
自己啓発の
名著にも必ず
聞くことの
大切さが書かれています。
スティーブン・R・コヴィー氏の
「7つの習慣」の中で
第5の習慣には
「まず理解に徹し、そして理解される」
とあります。
その章には
次のように書いてあります。
「ほとんどの人は、
相手の話を聴くときも、
理解しようとして
聴いているのではない。
次に自分が何を話そうか
考えながら聞いている。
話しているか、
話す準備をしているかの
どちらかなのである。」
つまり
多くの人が
聞いたふりをして
全然聞いていない。
話すことばかり
考えている。
ということなのです。
D・カーネギーの
「人を動かす」には
人に好かれる6原則の
4番目に
「聞き手にまわる」
というものがあります。
その中で
次のような例が
示されています。
子がお母さんに
こう話します。
「お母さんが僕を
愛してくれてることは
よくわかっている。
だって、
僕が何かお話ししようとすると
お母さんはきっと
自分の仕事を辞めて
ぼくの話を
聞いてくれるんだもの。」
その子は
ただ聞いてくれる
ということが
愛してくれているという
証拠だと感じているのです。
私たちは
いかに話すかという
ことに重点を置きがちですが
実は
いかに聞くか
ということの方が
はるかに大切なのだと
多くの名著が
教えてくれています。
あなたの
大切な人のことを
思い浮かべてください。
そして
その人の話を
どれだけ聞いているかを
振り返ってみましょう。
もしも
あまり聞いてないなと思ったら
今日、その時間を
作ってみてはどうでしょうか。
どんなに時間がなくっても
その大切な人の話を
5分、10分聞く時間が
ないとは言えないでしょう。
どんなに忙しくても
自分にとって
大切な人の話を聞くこと。
それ以上に
優先する事項があるのか
よく考えてみてください。
あなたの大切な人のことを
どれだけ理解しているか
それが
あなたが大切な人から
どれだけ理解されるかに
影響しているのです。