メンタルが強い
メンタルが弱い

といったような
表現をされることが
あります。

メンタルが強い人
というと
少々ストレスが
かかるようなことがあっても
へこたれない人
と言った感じでしょうか。

一方で
メンタルが弱い人
というと
何かあった時に
落ち込んでしまったり

プレッシャーに
負けてしまったり
する人のことを
さすのだと思います。

鋼のメンタルや
豆腐のメンタル
などという
表現をすることも
ありますが

本当にメンタルには
強いとか弱いといった
違いが存在するのでしょうか。

当然
心というものは
手で触れるような
実態のあるものでは
ありません。

強い弱い
というのは
比喩表現です。

その違いは何かというと

これは
思考パターンの違いです。

その人の思考パターンが
ポジティブなものである場合
メンタルが強い
と言い

逆に
思考パターンが
ネガティブなものである場合
メンタルが弱い
と表現しているのです。

例えば
上司から叱られた
という場面で

「まあそんなこともあるよ。
　次はがんばろう。」
と思える人は
ポジティブな思考パターンの
持ち主です。

「自分はダメな人間だ。
　何をやっても失敗するんだ。」
と考えてしまう人は
ネガティブな思考パターンの
持ち主なのです。

「心を鍛える」
などという表現もありますが
実態のない心を
筋肉のように負荷をかけて
鍛えることなんてできません。

いわゆる
メンタルが弱い人が
強くなりたいと思ったら

鍛えるなどという
行為は必要ありません。

ネガティブな思考パターンを
ポジティブなものに
変えていけばいいのです。

自分の思考パターンの
傾向を知り
物事に対する見方を
変えていくのです。

上司に叱られた時
「自分はダメな人間なんだ。
　何をやっても失敗するんだ。」

という思考パターンから
抜け出し

「ひょっとしたら
　上司は別のことで
　イライラしていた
　だけなのかもしれない。」
とか
「上司は気づいていないが
　自分は着実な成果を
　出しているんだ。」
と言ったような
別の見方をしてみるのです。

鋼のメンタル
豆腐のメンタル

というのは
ただの比喩表現です。

心に強いも弱いも
ないのです。

ただ
思考パターンを
帰ればいいだけなのです。

鍛える必要もなく
長い時間をかけることもなく

一瞬で
鋼のメンタルになることも
できるのです。