質問の力
2021/04/28
誰しも
グダグダと
長い説教をされるのは
うんざりするものです。
途中から
話の内容とは
関係のないことを
考えていたりします。
「ああ、早く終わらないかな。」
「これが終わったら
この仕事をやらないとな。」
などと考えているのです。
説教をしてる側は
その人のためを思って
一生懸命に話しているのに
そんな態度を見ると
ますます怒りが湧いてきて
さらにお説教が長くなる
という悪循環に
陥ってしまいます。
説教をする側は
相手に
この問題について
考えて欲しいのに
相手は
一向に考えようとしない。
という
状態になってしまいます。
そんな時に
有効なのが
相手に質問することです。
こうしろああしろと
指示やアドバイスをしても
聞き入れられなければ
意味がありません。
どうすれば
いいと思うかを
質問するのです。
人は
質問されれば
反射的にその答えを
探そうとします。
思考が働くのです。
「君だったら
どうすればいいと思う?」
と意見を求めるように
詰問ではなく
質問をするのです。
説教では
シャットアウトしてしまっていた
思考が急に働きだします。
くだらない
クイズ番組でも
つい見入ってしまうのは
問題に視聴者自身が
答えようとしてしまうからです。
それと同じように
グダグダと
指示やアドバイスをするより
一言
質問をすればいいのです。
質問をすることで
相手の
聞く耳を開き
思考を促し
問題を共に解決する
仲間へと
引き込むことができるのです。
長い時間
説教をするよりも
ただ一言
優れた質問を
投げかけるだけで
その目的を
達成できることも
あるのです。