距離をとる
2021/03/11
もしもあなたが
人間関係に悩んでいたら
その人たちとの
距離は適切か
ということを
考えてみてください。
私たちはいわゆる
「みんな仲良し」的な
教育を受けてきています。
小学校の教室の
前に貼ってありそうな
あれです。
私たちはいつの間にか
みんなが仲がいいことが
当たり前だという
価値観を
刷り込まれているのです。
ですから
誰かと仲が悪いと
「どうして仲良くできないの!」
と叱られるのです。
仲がいい=通常
仲が悪い=異常
という考え方です。
日本という国が島国で
日本人の同質性が高い
ということも
影響しているのでしょうが
それにしても
誰かと仲が悪いと
そのこと自体を責められる
というのは
少し辛いものがありますよね。
こういう考え方は
どうでしょうか。
仲が悪い=当たり前
仲がいい=ラッキー
そもそも
私たちは別々の価値観を
持っている別個の人間です。
犬が好きな人もいれば
猫が好きな人もいますし
動物なんて大嫌い
という人もいます。
それぞれの
過去の経験が違うので
それは当たり前なのです。
犬好きで犬を飼っている人と
動物なんて大嫌いという人が
同じ部屋で一緒に
生活するとどうでしょう。
動物嫌いな人の
ストレスは
相当なものでしょう。
そのストレスを
相手にぶつけてしまい
お互いを
責め合う関係に
なってしまうかもしれません。
しかし
別々の部屋に住めば
それは一気に解決します。
私は動物は嫌いだけど
隣の部屋でなら
別に構いませんよ。
となるのです。
少し距離を取るだけで
人間関係を良好に
保てるのです。
物理的な距離だけでなく
心理的な距離もそうです。
私はあの人の考えに
反対だけど
でも、私の考えを
尊重してくれるのなら
私もあの人の考えを
尊重しますよ。
という態度です。
距離を取るのは
別に悪いことでは
ありません。
逆に
お互いを尊重する
素晴らしい態度なのです。
あなたが今
人間関係に疲れているとしたら
それは
距離が適切ではないから
かもしれません。
あの人と仲良く
しなければいけない。
と思い込んで
しまっていないでしょうか。
無理に小さな部屋で
一緒に過ごす必要は
ないのです。
隣の部屋もあるんだよ。
ということに
気づいてください。
どうしても
うまくいかないあの人が
隣の部屋の住人だと思ったら
少し気分が楽になりませんか?