コーチングセッションでは
「こうしたらいいですよ。」
と意思決定に関する
アドバイスすることは
ほとんどありません。

そうやって
アドバイスを受けることで
自分の人生を
他人の意見に委ねるという
習慣をつけることになって
しまいます。

自分の人生の意思決定を
自分自身で行う
という意識を
しっかりとつけて
いただきたいと思っています。

そして何よりも
人からあれこれ言われなくても
クライアントさん自身が
自分でどうしたいのか
わかっているのです。

ご自身で話しているうちに
そうか自分はこれを求めているんだ。
これをやりたいと思っているんだ。
ということに気づいていくのです。

ティーチングは教えること
コーチングは引き出すこと

コーチングセッションでは
アドバイスをするのではなく
自分で気づいていく
ことなのです。

私たちコーチが
大切にしているのは

その人が
自分自身を成長させる力を
持っていることを
徹頭徹尾
信じることです。

それは
言葉では簡単に言えることですが
本当に心の底から
信じ切るのは
難しいことです。

コーチ養成の
プログラムは
さまざまあるでしょうが

ほとんどが
コミュニケーションの技術を
扱っているもののようです。

コーチになる上で
本当に大切なのは

人が成長する力を
信じ切れる
信念を作っていくことです。

それがないと
コーチが
クライアントに

「ああしろ。」
「こうしろ。」
「そうしないと
　成功しないぞ。」
「さもないと
　大変なことになるぞ。」

と言ってしまうのです。

もしあなたのコーチが
そんなことを言っていたとしたら
その人は
本物のコーチとは
言い難いでしょう。

本物のコーチは
あなたを心底信じて
あなたの思いに寄り添うことが
できる人なのです。