何か新しいことを
しようとすると

それが失敗したら
どうしようという恐怖で
動けなくなってしまう人がいます。

これは
ごく自然なことです。

生命には
ホメオスタシス
（恒常性維持機能）
が備わっており

何か変化を加えようとすると
無意識の働きで
それを
現状に引き戻すように
するのです。

体温が上がったら
汗が出て
体温が下がったら
ブルブル震えて

一定の体温を
維持しようとするように

マインドにも
現状を維持する
働きがあるのです。

しかし
恐怖を克服することが
高いゴールを達成するためには
不可欠になります。

そこで
その恐怖とは何かを
徹底的に突き詰めていくことが
必要になります。

自分は何を怖がっているのかを
目を背けることなく
しっかりと直視していくのです。

なんとなく感じている
失敗に対する恐怖を
もしも
失敗したらどうすればいいかを
考えてみるのです。

恐怖という感情で支配された
扁桃体優位の状態から
しっかりと論理的に考えていく
前頭前野優位の状態に
切り替えていくのです。

そうやって考えていくと
その恐怖のほとんどは
金銭的なものでも
生命の危険でもなく

失敗したら恥ずかしい
という
世間体であることが
多いのです。

失敗したら
人からどう見られるだろうか？

「あの人失敗したんだって。」
と陰口を言われるかもしれない。
という恐怖であることが
多いのです。

なんとなく感じていた恐怖は
突き詰めて考えてみると
そんなに大したことないな
と思えるようになります。

恐怖を直視することで
その恐怖に対処し
その恐怖を
克服することができるのです。