本当に頭のいい人は?
2021/01/17
チャールズ・ダーウィンは
著作「種の起源」で
進化論を唱えました。
世の中の
ありとあらゆる生命を
「自然淘汰による進化」
という概念で
説明することに
成功したのです。
私たち人間も
猿も犬も
魚もミミズも
アメーバも細菌も
全ての生命が
進化論で
説明がつくのです。
同じようにして
ニュートンは
万有引力の法則を
アインシュタインは
相対性理論を
釈迦は
「空」の概念を
発見しました。
世の中にある
ありとあらゆる
個々の具体を
まるで
一本の串で貫くかのように
シンプルな概念に
集約させて
説明したのです。
本当に頭のいい人は
このような
抽象思考ができる人です。
様々な雑多な物事を
シンプルに表現できる。
物事を整理して
共通点を抽出できる。
これが
頭のいい人です。
ではどうすれば
抽象思考が
できるようになるのか
1つは
たくさんの知識を
得ることです。
それには読書が
最も効率の良い方法です。
読書を続けていると
「これはあの本にも
書いてあったな。」
ということが
起きてきます。
知識を
積み重ねていくことで
自然と抽象思考が
できるようになってきます。
個々の器から
知識が溢れ出て
全てがつながっていく
というイメージです。
もう1つは
抽象思考の
訓練をすることです。
例えば
目の前にある1本のペンを
「ペン」以外の呼び方を
考えてみます。
「筆記用具」
「事務用品」
「生活雑貨」
などです。
他にも
「プラスティック製品」
「工業製品」
「道具」
「固形物」
なとどいった
捉え方もあるでしょう。
目の前の具体物を
抽象化した概念で
捉え直してみるのです。
抽象度の階段を
上がっていく
イメージです。
そうやって
抽象思考が
できるようになると
目の前の雑多なこと
表面的なことに囚われず
より核心的なこと
本質的なことに
フォーカスすることが
できます。
イライラしたり
怒ったり
焦ったり
気後れしたり
することも
なくなってきます。
「泰然自若」の境地に
立てるのです。