予言が当たる仕組み
2021/01/08
「あの占い師は
よく当たるんだ。」
そんな売れっ子
占い師の噂を
聞いたことが
あるかもしれません。
その占い師には
本当に未来が
見えるのでしょうか。
いいえ。
そんなことはありません。
未来が見える人なんて
いるわけがないのです。
もし未来が見えるのなら
占い師などという
効率の悪い仕事を
やっているはずがないのです。
未来が見える人ならば
競馬などのギャンブルや
株のトレードなどをしていれば
もっと効率良く
稼ぐことができるでしょう。
実は、占い師は
未来が当たったように
見せかける
巧妙な技を持っているのです。
これが
マインドの働きに
大きく関係しているのです。
例えば占い師は
「近いうちに
しばらく連絡してこなかった人から
連絡があるはずですよ。」
などと言います。
こう言われた
瞬間にその人は
誰からの連絡に
フォーカスをするのです。
日常の雑多な出来事から
人からの連絡を
重要なものとして
認識する土台ができるのです。
「近いうちに」が
いつなのかはわかりません。
「しばらく連絡してこなかった」
というのが
どのくらいの期間なのかも
はっきりしていません。
「連絡がある」と言っても
手紙なのか電話なのか
訪問なのかも
明らかにされていせん。
その全ての可能性を
ひっくるめて
その人は
人からの連絡を
無意識に
待ち望むようになります。
そして1ヶ月後。
1年ぶりの
高校の同級生からの
メールを受け取って
「やっぱり当たった!」
と思い込んでしまうのです。
でも
よく考えてみたら
しばらく連絡してこなかった人から
連絡がある。
ということは
誰にでも
起こりうることです。
自分で勝手に
その出来事を
結びつけてしまっている
だけなのです。
それを
よく当たると評判の
占い師から言われると
「当たった!」
と思ってしまうのです。
占い師は
このような技術を
いくつも組み合わせ
私たちの
マインドの仕組みを
利用して
「予言が当たった!」
という現象を
作り出しているのです。
もちろん
占いを楽しむのは
いいのですが
悪徳占い師に
騙されることが
ないように
気をつけてください。
本当に
未来のことがわかる人は
いないのです。
未来は予言される
ものではありません。
未来は
それを望む人が
自分の力で
実現するものなのです。