自分を写す鏡
2021/01/06
コーチングセッションの時
ある会社の社長さんに
こんな話をしました。
「私を自分を写す鏡だと
思ってください。」
コーチングセッションでは
こうしろああしろと
アドバイスをするわけでは
ありません。
自分の本当の望みに
気づいてもらい
その望みを
叶えることができる
ということを
確信してもらう作業です。
そのために
クライアントさんに
自分の未来について
話してもらいます。
コーチはそれを
聞くのが仕事です。
そして
必要に応じて
いくつかの質問をします。
コーチは
何かを教えるのではなく
クライアントさんの
言葉を引き出し
自分の可能性に
気づいてもらうのです。
クライアントさんによっては
自分の本当の望みを
抑え込んでしまっている
人もいます。
本当は欲しいものが
あるにもかかわらず
「これに手を
伸ばしてはダメだ。」
「自分はこれを
手に入れる資格はない。」
と思い込んでしまうのです。
また
その望みをかなえる方法は
いくらでもあるのに
「この方法しかない。」
とか
「もう方法がない。」
などと
望みをかなえる方法を
制限したり
見えなくしてしまったり
しているのです。
私たちコーチは
そんな
クライアントさんの前に座り
クライアントさんの
そんな思い込みの
枠組みを外していくのです。
自分では
見ることのできない
自分の姿を
コーチという
鏡を通して
しっかりと見てもらう。
そういう
イメージを持って
コーチングを受けて欲しい。
そう思って
「私を自分を写す鏡だと
思ってください。」
という話をしました。
コーチは
クライアントに
あれこれと
指示をして
自分の思い通りに
操作する存在で
あってはいけません。
それは
クライアントに
鎖をつけて
こっちへ行け!と
引っ張っていくようなものです。
そうではなく
クライアント自身が
作ってしまった
思い込みの檻から
開放していくのが
コーチの役割です。
クライアントは
コーチの前で
自由に振る舞います。
何も遠慮をする必要は
ありません。
クライアント自身が
行きたい方向へ
進んでいくときに
そばに寄り添って
伴奏するのが
コーチです。
全てwant toで生きる
それをお手伝いするのが
コーチなのです。