自分の信念体系
2021/01/05
私たちは
世の中はこういうものだ。
これが正しい姿だ。
という基準を持っています。
これを
信念体系と言います。
この信念体系は
その人にとっての
コンフォートゾーンを
規定するものです。
例えば
壁の絵が
斜めに掛かっていたら
なんだか気持ち悪い。
と感じるのは
絵は地面に対して
水平に壁に掛けるものだ。
という信念体系が
あるからです。
その人の家の壁に
掛かっている絵が
斜めになっていたら
すぐに
水平になるように
掛け直すでしょう。
コンフォートゾーンから
外れた時には
居心地が悪く感じるので
すぐに
コンフォートゾーンに
戻そうとするのです。
もしも
年寄りは家で
じっとしているものだ。
という信念体系を
持っている人は
自分が歳をとったとき
いろいろ外に出て
やりたいことが
あったとしても
その信念体系に従い
家でじっとしている
ことでしょう。
外で活躍している
お年寄りを見ても
「年寄りがあんなこと
するもんじゃない。」
と言って
それを否定するでしょう。
もしも
自分は能力がない人間で
社会で活躍なんてできない。
という信念体系を
持っているとしたら・・・
その人にとって
それがコンフォートゾーンかも
しれないのですが
自分の望みを押し込めて
諦めと我慢の人生を
送ることになってしまうでしょう。
私たちが持っている
世の中はこういうものだ。
これが正しい姿だ。
という考えは
どうやって生まれたのでしょう。
生まれて今までに
見聞きし、体験してきた
過去の記憶が
それを作るのです。
もしもその記憶が
今とは
違うものだったとしたら
違う信念体系を
持つことになるのです。
あなたにとっての
世の中はこういうものだ。
これが正しい姿だ。
という考えが
他の人にとっても
そうだとは
言えないのです。
自分の信念体系を
一度疑ってみましょう。
本当にそうなのか?
別の考え方も
あるのではないか?
自分が望んでいるのは
その信念体系の
外側にあるのではないか?
斜めに掛かった絵も
それはそれで
いいのではないか。
お年寄りが
元気に活動しても
それはそれで
よいのではないか。
自分が
社会に大きな
貢献をするような
人間であっても
それはそれで
よいのではないか。
もしも自分が
今持っている信念体系とは
違う信念体系を
持っているとしたら・・・
そう考えてみると
世界はもっと
広くなります。
これが絶対正しいのだ
という価値観から
解放されて
別の見方考え方が
できるということです。
未来への可能性が
もっともっと
広がるのです。
自分の信念体系を
疑ってみましょう。