あなたの周りの人が
何かの行動を起こすとき

それはその人が
ある目的を満たすために
行動しているのです。

例えば
ある人が
エアコンの温度設定を
上げたとしたら

暖かくしたい
という目的を
満たすために
行動したのです。

もしも
エアコンの
温度を上げることで
あなたが暑いと感じたら

その人に
文句を言いたくなったり
苛立ちを感じるかも
しれません。

「エアコンの温度
　下げてよ！！」
と語気を荒げて
言ってしまうかも
しれません。

こんな対応を
していては
良好な人間関係を
作ることができません。

エアコンの温度を巡って
言い争いをしてしまう
ことになります。

どうすれば
それを防ぐことが
できるでしょうか？

そうです。
相手の目的を
満たしてあげれば
よいのです。

例えば
「上着を羽織ってくれる？」
とお願いしたり
温かい飲み物を入れてあげたり
することもできるでしょう。

エアコンの温度を上げる
という方法とは
別の方法で
その人の目的を
満たしてあげれば
いいのです。

または、
自分が上着を脱ぐなどの
対応をすることも
できるでしょう。

人間関係の摩擦が
起きそうなとき

「相手は
　どんな目的を持って
　その行動をしているのか？」
ということを
考えてみてください。

その行動が
あなたにとって
都合の悪いものだった場合

別の行動を提案するなどして
目的を満たしてあげるように
するのです。

一見
根の深いように見える
人間関係のもつれも

案外
簡単に解決できることも
あるものです。

あなたに
文句ばかり言って来て
どう対応すればいいか
頭を抱えていたとしましょう。

その文句を言っている人は
ひょっとすると
「自分の話を聞いてほしい。」
という目的を
持っているのかもしれません。

あなたへの文句に
どう対応するかよりも

「そうだったんだね。
　それは大変だったね。」
と言ってあげることで

即座に解決することも
あるのです。

人は
目的を持って行動する。

とてもシンプルな
法則ですが

つい忘れがちになります。

あなたを悩ませる人が
どんな目的を持っているか
よく考えてみてください。

そこに
人間関係改善の
ヒントがあるはずです。