わかってくれない
2020/11/20
コーチングセッションの中で
人間関係の問題が
話題に出ることがあります。
そのほとんどの場合が
「あの人は
わかってくれない。」
というものです。
自分は
こう思っているのに
自分がこれだけ
伝えているのに
わかってくれない。
これが
人間関係の悩みの
大半を占めているのでは
ないでしょうか。
わかってくれない
という悩みに対して
私はこう答えます。
「わかってくれないのが
当たり前ですよ。」
と。
人が最も
関心があるのは
自分のことなのですから
まず自分のことを
わかってもらいたい。
と
お互いが
思っているのです。
お互いが
どうして自分のことを
わかってもらえないんだろう。
という
悩みを抱えているのが
当たり前なのです。
わかってもらえるのが
当たり前だと
考えると
ストレスになりますが
わかってもらえないのが
当たり前だと
そのストレスは
かなり
軽減されますよね。
わかってもらえるのが
当たり前だと
思っている
そのままだと
正しいのは私
悪いのはあの人
という構図が
固定化されてしまいます。
自分が被害者だ
と思ってしまうのです。
わかってもらえないのが
当たり前
その上で
どうすれば
わかってもらえるだろうか。
と
考えるようになります。
「どんなことを
分かってほしかったのですか?」
と聞くと
その想いがたくさん出てきます。
「それを
直接伝えてみたことは
ありますか?」
と聞くと
ほとんどの人が
伝えていないのです。
「このくらいわかるだろう。」
「察してもらえるだろう。」
という期待があるで
直接的に
伝えることを
していないのです。
分かってもらえないのが
当たり前
だからこそ
分かってもらうために
どうすればいいかを
考える。
そう考えることで
人間関係は
どんどんよくなります。
分かってもらうために
行動を起こす一方で
相手のことを
分かってあげたい
という想いが
生まれてくるからです。
被害者から
人間関係をよりよくする
主体者へと
変わっていけるのです。