自分で作った枠組み
2020/11/13
人は皆
自分で作った枠組みの中で
生きています。
私はこういう人間だ
という自己イメージです。
例えば
私は几帳面な人間だ。
と思っている人は
履き物が揃っていないと
居心地が悪くなるし
時間に遅れることに
苛立ちを感じるでしょうし
出かけるときの
持ち物のセットを
確認するのを
決して忘れません。
それって
生まれつきの
性格じゃないの?
という人もいるでしょうが
そうでもありません。
過去に
「履き物を揃えなさい。」
と親から何度も
注意を受けていたり
時間に遅れたとき
ひどく叱られて
恥ずかしい思いを
していたり
といった
外部からの影響を
受けて
それを
自分の信念として
取り込んできているのです。
そんな経験から
周りの人に
「あなたは
几帳面だね。」
と言われて
「そうかもしれないな。」
と
周りの人の言葉を
受け入れています。
そして
自分は几帳面な人間なのだ
という自己イメージを
作り上げていくのです。
マインドには
認知的不協和を嫌う
という性質があります。
自分がこうだと
信じていて
それと違う状況が
生まれそうになると
それを回避しようと
するのです。
几帳面な人間が
時間に遅れる。
ということは
自分の信念に反する。
だから私は
絶対に時間を
守らないといけない。
こうやって
その信念が
どんどん強化されて
いくのです。
几帳面な人は
より几帳面になり
ズボラな人は
よりズボラに
なっていくのです。
生まれつきの性格だ
と思われるようなことも
実はこのような
過去の経験の積み重ねで
作った信念が
強力な自己イメージとして
定着しているだけなのです。
周囲の環境からの影響を
自分で受け入れ
自分で作ってきた
枠組みなのです。
もちろん
それを超えることは
簡単にできるはず
なのですが
自分の信念が
それを拒むのです。
「こんなのは
自分らしくない。」
というのです。
そうして
人は
自分で作った枠組みの中で
一生を終えていきます。
自分のことを
バカだと思っている人は
勉強する自分は
自分らしくないと
思うでしょうし
自分のことを
優柔不断だと
思っている人は
テキパキと判断をする自分は
自分らしくないと
思うのです。
それは生まれつきのもの
ではなく
自分が作った枠組み
なのです。
コーチングを受けることで
その枠組みを
乗り越えていくことが
できるようになります。
過去に関係なく
望む自分になれるのです。
それが
コーチングの魅力なのです。