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なぜ起きた?どうしたい?

なぜ起きた?どうしたい?

2020/10/26

人は起きた出来事の
原因を考えたくなります。

困った問題が起きたとき
なぜそれが
起きてしまったのか?
ということを
考えるのです。

それは大切な
学びではあるのですが

「なぜ?」
と考えている間に
時間はどんどん
過ぎていきます。

「なぜ起きた?」
と考えると
「〜だったから。」
という過去のことを
振り返り始めます。

そして
その過去のことを
後悔し始めるのです。

「そうしなければ
 よかったのに。」
「なんてバカなことを
 してしまったのだろう?」
そうやって
自己イメージを
下げてしまいます。

起きた問題には
原因もあるでしょうが

その問題を
起こした行動には
意図があったはずです。

「本当はこうしたかった。」
という意図です。

原因を考えるよりも
意図を考える方が
大切です。

それは
未来思考だからです。

「なぜ起きた?」
ではなく
「どうしたかった?」
を考えることで

これから
「どうしたいか?」を
スムーズに考えられる
ようになるのです。

わざわざ
問題を起こそうとして
行動する人はいません。

原因を追及するよりも
「本当は
 どうしたかったのか?」
という意図を
確認することで

次の行動が
見えてくるのです。

「だったら次はこうしよう。」
そう考えることで
過去に囚われることなく
未来の行動に
目を向けることが
できるのです。

小さな子どもが
お菓子を落として
泣いているところへ

母親が
「なんで落としたの?」
と原因を
追求してしまう場面を
想像してください。

子どもは
一生懸命に落とした
原因を説明しようとしますが
どんどん
追い詰められていきます。

次第に自分を守ろうとして
「だって〜だもん。」と
言い訳を始めます。

追及を逃れたいのです。
母親は的を射ない説明に
どんどんイライラしてきます。

過去の失敗を
蒸し返されても
未来は動いていかないのです。

母親が
「本当はどうしたかったの?」
とか
「どうしたいの?」
と聞いてあげれば
未来が動き出します。

「お菓子を食べたいの。」

だったら
「もう一つ買いに行こう。」
「別のものを食べよう。」
と解決策が見つかります。

泣いていた子どもは
意図したことが
達成できたので
笑顔になるのです。

あなたの日常にも
こんなことって
ありませんか?

「なぜ起きた?」
ではなく
「どうしたい?」
と考えることで

未来を動かしていきましょう。

次の一歩を
踏み出すのです。

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