祖先を大切にする意味
2020/10/15
祖先を大切にしなさい。
お墓参りに行きなさい。
そいう言われることが
あります。
なぜ
祖先を大切にしなければ
いけないのでしょうか。
いざという時
ご先祖様が守ってくれる。
ご先祖様は
守護霊になっている。
という人もいます。
霊がいるかどうかは
別として
私は
様々な説明の仕方があって
いいと思っています。
私は
コーチとして
脳の仕組みから
考えてみたいと思います。
人の寿命は
今のところ
100年前後。
100年以上生きる人は
長生きという部類に
入るでしょう。
しかし人は
何千年も前のことを
考えることができるし
何千年も後のことを
考えることもできます。
自分の寿命の中だけで
物事を考える人は
自分さえよければいい
という
狭い考え方に
陥ってしまいます。
抽象度が
低い考え方です。
私が常々
抽象度、抽象度
と言っているのは
抽象度を高めることが
幸せに生きるための
鍵だからです。
ご先祖様を
大切にすることは
自分の寿命の範囲の
外側に思いを
馳せることです。
自分が生まれる
何十年何百年前のことを考え
生命のつながりに
感謝の念を覚えます。
当然
自分が死んだ後
つまり子孫のことも
自然と視野に
入って来るでしょう。
ご先祖様を
大切にすることは
思考のタイムスパンを
自分の寿命の外側に
拡張することになるのです。
「今、ここ」を
大切に生きるためには
「今、ここ」を
大きな時間的・空間的視点から
捉え直す必要があるのです。
「今、ここ」が
どう言った意味を持つのか?
これが
抽象度を上げて
考えるということなのです。
一流の人は
ご先祖様を大切にする。
という人もいます。
それは
高い抽象思考ができる人が
いわゆる
「一流の人」になれる。
ということなのです。