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努力が目標達成を妨げる?

努力が目標達成を妨げる?

2020/09/13

日本人は
努力という言葉が
大好きです。

何かを達成するために
何かを我慢して
心身を労して
努めることを
美徳としています。

努力している人を
称賛する文化も
あります。

しかし
その努力という言葉が
逆に目標の達成を
妨げてしまっている
側面もあるのです。

それは
努力という言葉の
イメージが
大きく影響してきます。

努力という言葉に
何か我慢する
辛いことに耐える
イメージを持っている人も
多いのではないでしょうか。

つまり
目標を達成するのに
我慢しなければいけない
辛いことに
耐えなければいけない
というイメージが
ついてしまうことで

目標達成が
辛く、苦しいものに
なってしまうのです。

「目標達成には
 努力が必要だ!」
と言えば言うほど

目標達成が
遠くなってしまうのです。

大切な試合の前に
コーチがこのように
言ったとします。

「今日の相手は
 手強いぞ
 気合を入れていけ!!」

この言葉が
選手たちにどのような
影響を与えるでしょうか?

いつもの自分たちならば
かなわない相手だ。
いつもの自分たちの
今の自分たちの実力では
勝てない。
実力以上のものを
出さなくてはいけない。
きっと苦しい試合に
なるだろう。

選手たちは
そんな心理状態に
なってしまうでしょう。

そのコーチは
選手たちに発破をかけた
つもりでしょうが
それが原因で
試合前から
心理的に劣勢に立たされて
しまっているのです。

「目標達成には
 努力が必要だ!」
というのは
そういう心理状態と
同じ状態を作り出します。

今のあなたでは無理ですよ。
苦しいことに耐えなければ
目標達成なんて無理ですよ。

これでは
目標達成が遠ざかるのは
当たり前です。

努力という言葉より
もっと大切なのは
「あなたならできる。」
という励ましです。

自己イメージを高め
目標達成の
イメージを持たせることです。

試合前のコーチは
「今日の相手は
 手強いぞ
 気合を入れていけ!!」

ではなく

「練習を積み重ねてきた
 君たちなら大丈夫。
 いつも通りにやればいい。」

と言うべきなのです。

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