人と違うこと
2020/08/24
日本は同質性の
高い国です。
島国だという
地理的な要素も
大きく影響しています。
人と同じことが
よいことだとされ
人と違うことが
悪いことだ。
という価値観が
根強く存在する国です。
学校や会社では
他の人と
同じようにできないことが
叱責の対象となります。
「他の人はみんな
〜しているのに
どうしてあなたは
できないの?」
そんな
叱られ方を
してしまいます。
そんな経験を
してきた人は
人と違うことに
恐怖感すら
感じてしまいます。
人と同じように
できるために
必死に努力し
人と同じように考え
人と同じものを持ち
人と同じ生活を
しようとします。
しかし
本来、命というのは
多様性を求めます。
人と違うことが
いいことである。
それが
種を生きながらえ
させる上で
とても重要なのです。
多くの生物が
オスとメスに
分かれているのは
多様性を
担保するためです。
そうでなければ
アメーバのように
分裂して増えていくほうが
効率的なはずです。
あなたが
周りの人とは
違う人間だからこそ
あなたが
この社会に生きている
価値があるのです。
他の人が
考えないことを考え
他の人が
できないことを
助けてあげることが
できるのです。
一人の人が
「右へならえ」
と言って
その集団の全員が
右へならえをするような
集団だったら
その集団は
大きな失敗を
犯してしまうでしょう。
左を見る人がいるから
予期しない出来事にも
対応できるのです。
私たちは
もっと
人と違うことを
喜ぶべきだし
人と違うことに
誇りを持つべきです。
人と違うことに感謝し
人が自分と違うことを
認めるべきなのです。
私は素晴らしい
そして
私と違うあなたもまた
素晴らしい
そう思えたなら
この社会は
もっと生きやすく
もっと幸せな人が
増えていくでしょう。
コーチングでは
自分の価値観を
一旦横に置いて
相手の価値観に
徹底的に寄り添います。
ああしろ
こうしろではなく
あなたはどうしたい?
ということを
引き出すことを
基本とします。
そんな
コーチングマインドを
持った人が
増えることで
この社会は
もっとよくなると
思っています。