相手を慮るは諸刃の剣
2020/07/12
日本人は
相手を慮ることが
得意です。
「こう思っているかも
しれないな。」
と相手の気持ちを
予測して
行動することが
できます。
これは
とても
素晴らしいことでも
あるのですが
一方で
困ったことを
起こすことも
あるのです。
「こう思っているかも
しれないな。」
という予測が
相手の実際の思いと
合致していれば
それはいいのですが
合致していない
こともあるのです。
相手のふとした仕草を
察知して
「あの人は
自分のことを
嫌っているかも
しれないな。」
そう思うと
どんどんその思いを
自分の中だけで
増幅させてしまい。
本来は
良好な人間関係が
築けるはずだったのに
どんどん
すれ違って
いってしまうのです。
相手のことを
思う気持ちが
空回りしてしまうのです。
相手の言動の
意図について
「どうしてだろう?」
と疑問に思って
ああでもない
こうでもない
と
いろいろ
思い悩んでいる
人もいます。
私は
「本人に
聞いてみたら
どうですか?」
と聞くと
決まって
どうしてそれを
思いつかなかった
のだろう?
という反応をされます。
相手を慮るのは
日本人の美徳
ではありますが
それが原因で
思い悩んでしまうことも
あります。
そんな時には
オープンで正直な
コミュニケーションも
大切なのです。
「私、何か
気に触ること
しましたか?」
「何か
ご迷惑をかけて
しまっていませんか?」
いろいろ思い悩むよりも
一言聞いてみることで
一気に解決することも
あるのです。