「あなたは
　こういうタイプだね。」

そう言われると
どう感じますか？

「ああ、そうか。
　そういえばそうだな。」
と妙に納得する人も
多いのではないかも
しれませんね。

人類は
世の中の生き物を
あらゆる特徴を捉えて
分類してきました。

そして
自分たちも
分類したのです。

人種や
国民性
と言った観点での
分類もありますし

〜型性格診断
などと言って
性格の特徴によって
分類もしてきました。

占いなども
その延長線上に
あるのかもしれません。

私たちは
自分たちを
分類することで

自分が
何かのグループに
属することを確認し
安心感を
得ているのです。

「あなたは
　こういうタイプだね。」

と言われると
「そういえばそうだな。」
と思うのも
安心したいという
心理が働くからなのです。

しかし私は
そのような
安易なタイプ分けには
反対です。

安心が
得られる代わりに
そのタイプ
というものに

自分の行動が
縛られて
しまうからです。

「あなたは
　慎重な性格だね。」
と言われて
それを受け入れてしまうと

自分の中にある
大胆に積極的に
行動する側面が
抑制されて
しまうのです。

反対に
「あなたは
　積極的な性格だね。」
と言われて
それを受け入れると

それに
自分自身が縛られて
慎重さにかける
行動をして
しまう恐れが
あるのです。

タイプ分けが
良い方に働くことも
あるかもしれませんが

それが
自分にとって
悪い方に働くことも
ありうるのです。

私が
言いたいのは

安易なタイプ分けに
とらわれずに
自分のゴールと
照らし合わせて

自分の望む行動を
自由にしていけば
いいということです。

積極的だ
と言われた人も
時には
慎重になることも
必要ですし

社交的だ
と言われた人が
時には引きこもって
内省することも
必要なのです。

自分は
世界中の誰とも違う
オリジナルの存在であり

誰と
比べることもなく
ただ
自分自身の
望むゴールに向かって
進んでいけば
いいのです。

「あなたは
　こういうタイプだね。」
という言葉に
に納得するのではなく

「私はこの世で
　たった一人の
　素晴らしい存在です。」
と自信を持てば
いいのです。