君子ならずや
2020/05/31
7,8年くらい前
小学校教師時代に
この言葉が
実感を伴って
理解できた
瞬間がありました。
人不知而不慍
不亦君子乎
「人知らずして恨みず
また君子ならずや」
(人に認められなくても
不満に思わない
とても立派なことだ。)
有名な
論語の一節です。
この言葉自体は
それ以前から
知っていたのですが
仕事のことで
それと似たような
場面に遭遇したとき
「ああ、
こういうことなのか。」
と、実感できたのです。
本当に
「君子ならずや」
だな。
と思えました。
心理学的に言えば
承認欲求
という概念に
関わることです。
「人から認められたい。」
と思うのは
人間の自然な欲求です。
しかし
それを求めるあまり
自分を取り繕ったり
自分を
見失ってしまったり
してしまうことが
あります。
それを超越した状態が
まさに
立派な人、君子である。
と言えるというのです。
コーチング的に言えば
自分の価値観で
生きることができるか?
ということです。
自分が
素晴らしいと思うものを
追求できているとすれば
周りの人からの評価は
さほど重要では
なくなります。
人から評価されなくても
自分で自分を評価して
納得のいくことが
できていればよい。
ということです。
承認欲求が
得られないことは
ストレスになります。
「人知らずして恨みず
また君子ならずや」
この言葉を
実践することで
そのストレスからも
開放されるのです。
自分の価値観で
納得する生き方が
できているでしょうか。
考えてみてください。