失敗した人への言葉かけ
2020/05/29
子どもや部下が失敗を
してしまった場面を
思い浮かべてください。
あなたが親だったら
または
教師や上司だったら
どのような
言葉かけを
するでしょうか?
厳しく
叱責したり
優しく
諭したりと
様々な言葉かけの仕方が
あるでしょう。
そもそも
何のために
言葉かけを
するのでしょうか?
それは
次に失敗しないため
次はうまく
できるようになるため
です。
そのために
様々な言葉かけを
するはずです。
では
次に失敗しないために
最も有効な
言葉かけは
どのようなもの
でしょうか?
よくあるのが
「なんで失敗したんだ!」
という質問です。
失敗の理由を問います。
聞かれた方は
失敗した原因を
一生懸命探そうとします。
失敗して
落ち込んでいるときに
さらに
失敗の原因を
考えることで
ますます
「失敗」という現象に
フォーカスしてしまいます。
頭の中が
その失敗でいっぱいに
なってしまうのです。
その後も
「失敗しないように」
「失敗しないように」
と言い聞かせ
失敗のことばかり
考えてしまいます。
「〜しない」という
否定形を脳は
認識できません。
「失敗しないように」
と思えば思うほど
失敗場面をイメージして
しまうのです。
ですから
「なんで失敗したんだ?」
と問い詰めることは
次の失敗を
生んでしまうのです。
ここまで来れば
もうわかりますよね。
どのような
言葉かけが
より良いかというと
「次はどうすれば
成功できると思う?」
と問うことです。
問われた人の
頭の中では
成功の映像が
思い浮かぶのです。
そして
「こうすれば
成功できます。」
と言うことで
その成功場面への
道筋がはっきり
見えてきます。
失敗した人に
声をかけるときには
成功をイメージさせる
ような声かけを
すればよいのです。
自分の感情のままに
子どもや部下を
叱り飛ばすのは
時間とエネルギーの
無駄でしかないばかりか
逆効果にすら
なるのです。
「次はどうすれば
成功できると思う?」
相手を
成功イメージで
満たしてあげましょう。
それが
失敗を繰り返さない
言葉かけなのです。