甲子園で勝つ
2020/05/22
夏の甲子園が
中止になりました。
テレビは
有力校の選手の
落胆の表情を
映し出します。
甲子園に出場し
甲子園で勝つことを
目標にしてきた
高校球児にとって
その舞台を
失うことは
本当に
悔しいことだろうなと
思います。
野球に限らず
様々な部活動の
大会が中止になり
全国には
同じような思いの
中高生が
たくさんいることだと
思います。
しかし今回の
このような措置で
学ぶことも
あったのでは
ないでしょうか。
何のために
野球をやっているのか
ということです。
甲子園に出ること
甲子園で勝つこと
これが
目的なのでしょうか。
もしそうだとしたら
それは
抽象度の低いゴールだ
と言わざるを得ません。
甲子園大会が
無くなったら
この世の終わりだと
言わんばかりに
絶望感を感じて
生きていることに
意味がないと
思ってしまう。
そんな
高校球児だったとしたら
それは
部活動での教育の
失敗だと言えます。
甲子園に出ること
甲子園で勝つこと
これはあくまで
目標
通過点に
過ぎないのです。
甲子園に出る
甲子園で勝つ
という目標を
達成することで
得ることのできる
本当の目的を
考える必要があります。
甲子園大会が
無くなったから
今までやってきたことは
全て無駄だった
ということには
ならないのです。
より
抽象度の高い
ゴールについて
考えることができる
そんな機会が
与えられたのでは
ないでしょうか。
あなたが
指導者だとしたら
球児たちに
どんな声を
かけるでしょうか。
指導者の
抽象度も
試される場面です。