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文化は禁止する

文化は禁止する

2020/04/29

もしあなたが
膝を立てて座りながら
食事をしていたら
それをみた親は
なんと言うでしょうか?

もしあなたが
浴槽の中で
ゴシゴシ体を
洗っていたら
家族はなんと
言うでしょうか?

日本では
「ありえない。」
と言われる行為です。

「行儀が悪い。」
「非常識だ。」
と非難されます。

日本の文化では
そのような行為を
禁止しているのです。

しかし
お隣の韓国では
女性は
膝を立てて座るのが
正しい座り方であり

欧米の国では
浴槽の中で
体を洗うのが
当たり前に
なっています。

これは
身近な生活習慣の
話ですが

私たちは
そのほかにも
様々な文化の中で
生活していて

様々な
決まり事により
自分の行動が
制限されています。

あえてそれを
無視しなさい
というわけでは
ありませんが

先程の
立て膝や
浴槽の例のように
文化とは
所詮そんなものです。

絶対的に正しい
というものではなく
ある一定の
コミュニティの中で
それが正しいと共通了解
されたものなのです。

手で食べる
文化圏もありますし
一夫多妻制を認める
文化圏もあります。

私たちが
その文化の中で
禁止されていることは
その地域での
単なる
共通了解でしかない。

ということを
知っておくだけでも
私たちは
自由なマインドを
手に入れられるのです。

日本では
絶対禁止と言われて
いるようなことも
外国に行けば
そうではない。

現在では
絶対禁止と言われて
いるようなことも
過去や
未来には
そうではない。

私たちは
本来自由な
存在なのですが

たまたま
現在の
日本の文化の中で
禁止されている
ものがある。

そのぐらいの
理解でいいのです。

もしあなたや
あなたの周りの人が
様々な禁止事項に
手足を縛られているように
感じているとしたら

「そうではないよ。」
「あなたは自由だよ。」
と教えてあげてください。

生物学的には
膝を立てて食べることも
浴槽の中で体を洗うことも
手で食べることも
複数の妻を持つことも
全て可能なのです。

しかし
文化的には
それを禁止している
というだけなのです。

国単位の
文化もあれば
地域の文化
職場の文化
家族の文化
もあることでしょう。

あなたを
縛っているものが
あるとしたら

それは
絶対的なものではなく
相対的なもの
単なる
あなたが所属する
コミュニティの
共通了解事項に
過ぎないのです。

もちろん
文化は
変化していきます。

新しい文化を
作っていくのは

その文化を
相対化して
高い視点から
見直すことができ
自由なマインドを持つ
あなたなのです。

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