目標管理の弊害
2020/04/25
目標を
達成するために
紙に書いて
みんなが見える
ところに張り出す。
そういった
目標管理の仕方が
あります。
多くの自己啓発本でも
目標管理をすることが
推奨されているようです。
しかし
私のコーチングでは
そういう方法を
取りません。
自分の目標を
他者に示して
目標を管理する
(管理してもらう)
という概念は
マインドの仕組みを
正しく理解できて
いないから出てくる
発想なのです。
なぜ
紙に書いて
貼り出すことを
しないほうがいいのか。
それは
want toで
自ら決めた目標が
紙に書いて
貼り出すことで
have toに変わって
しまうからなのです。
達成したい目標が
達成しなければ
ならない目標に
変わってしまうのです。
人は
しなければならないと
感じると
無意識に
しなくていい理由を
探し出すのです。
本来は
目標に向かって
進むことは
楽しいことで
あるはずなのですが
紙に書いて
貼り出すことで
その達成が
苦しいものに
変わってしまうのです。
そして
苦しいものから
逃れようとするので
ますます
目標から
遠ざかってしまいます。
目標管理の弊害は
ここにあるのです。
私のコーチングでは
ゴールは人に言わない。
と教えます。
自分と
訓練されたコーチだけで
そのゴールを
共有するのです。
want toが
have toに変わるのを
防ぐためです。
会社で
営業成績が
張り出されている。
これは
実は最悪の
目標管理方法です。
毎日
have toで仕事を
することを
強いられるのです。
本当に
社員のことを
大切にする経営者は
決して
こんな目標管理を
しないのです。