この人は
きっと意地悪に違いない。

この人は
冷淡な人に違いない。

この人は
私とは合わない人だ。

こうやって
周りの人に
レッテルを貼って
それ以上
その人のことを
知ろうとしない人
いますよね。

なぜそんなことが
起きてしまうか
というと

脳が楽をしたいという
性質を持って
いるからです。

人と出会ったら
その人がどんな人かを
過去に
出会った人のデータと
照らし合わせて
似たような人物と
同じカテゴリーに
入れてしまうのです。

本当は
その人の様々な側面を
知ってから
その人を評価するべき
ところですが

脳はその作業を
飛ばして
早々に決断を
下そうとするのです。

初対面の印象が
その人の印象として
定着してしまうのは
そのためです。

そういう意味で
第一印象は大切だ。
とも言えるのですが

逆に言えば
相手の良さを知らずに
否定的な判断を
下してしまうという
困ったことも
起きてしまいます。

ですから
私たちは
自分の脳の性質を
よく知っておく
必要があります。

「あっ、今
　自分の脳が
　楽をしようと
　しているな。」

ということを
感じ取るのです。

安易なレッテル貼りを
しているのではないか。

先入観で
相手のことを
ネガティブに
捉えようとしていないか。

常に注意深く
あるべきなのです。

自分の人生を彩る
豊かな人間関係を
築こうと思ったならば

脳に楽をさせない
という意識が
必要です。

いかにも
いじわるそうな人
との出会いが

あなたの人生を
変えるような
重大な出会いに
なるかもしれないのです。