他者を批判するときに
こんな言葉を
使う人がいます。

「意味不明」
「理解できない」
「何考えてるの？」
「訳わからんし」

自分は正しく
相手が間違っている。

そんな間違った
考えをしてしまう
相手が理解できない。

ということを
相手にぶつけて
批判しているのです。

これは
問題について
それを解決するために
これが正しい
これは間違っている
などと言っている
ように見えますが

途中から
問題を解決したい
という目的が
忘れられてしまい

自分の有能さを
アピールするために
相手の無能さを
批判することに
一生懸命になって
しまうのです。

もちろん
そうなってしまう
気持ちはよくわかりますが

自分の有能さを
アピールするのなら

「理解できない。」
と言うよりは
「それ、分かるよ。」
と言うほうが

自分の理解力を
相手や周りの人に
分かってもらえます。

そして、
自分の主張について
周囲の人の
納得を得やすくなります。

「理解できない。」
と切り捨てると
そこで
議論を停止させてしまい

結局
よりよい
問題解決策を
見出すことを阻害して
しまいます。

ですから
賢い人ならば
こう言うほうが
いいのです。

「分かるよ。」
と。

新型コロナウィルスの
問題について
世界中の人たち
特にリーダーとなる
人たちが
その解決に向けて
力を尽くして
くれています。

その一方で
現状の不満や
未来への不安で
イライラして
しまっている人たちが

それらの
解決に向けての方法を
口を極めて批判し

「意味不明」
「理解できない」
「何考えてるの？」
「訳わからんし」

といった言葉が
飛び交っています。

まずは
一度こう言って
みましょう。

「分かるよ。」
と。

「私と意見は違うけど
　そう考えた
　あなたの気持ち
　分かるよ。」

イライラから
生まれる
相手の批判は
問題の解決には
なりませんし

かえって
問題の解決を
遅らせてしまいます。

相手の
考えや思いを
理解する力は

問題をよりよく
解決することに
つながるのです。

まずは
「分かるよ。」
の一言

そこから
議論を進めましょう。