教師を辞めた私ですが
教師をしていた頃は
それなりに
誇りをもって
やっていました。

例えば
決して生徒の
悪口を言わない。
といった
教師の矜持を
守っていました。

最近
私の耳に
こんな話が
入ってきました。

ある先生が
引き継ぎのときに
「この子は
　好きなことはがんばるけど
　嫌いなこと苦手なことは
　やろうとしないんよ。」
と言われたとのこと。

この子の
特徴について
そう表現したのだ
そうです。

この話を聞いて
2つの意味で
悲しくなりました。

一つは
引き継ぎをした先生が
その子を
そのように見ていた
という事実です。

好きなことをがんばって
嫌いなこと苦手なことを
やろうとしないのは
当たり前では
ないでしょうか。

誰だってそうです。
苦手なことは
やりたくないものです。

それを
どうにかするのが
教師の技量なのです。

このように引き継ぎをする
ということは
自分には教師の
技量がありません。
と言っているような
ものです。

そしてもう一つ
やりたくないことを
我慢するのが
大切だという
教育界の通念です。

この考え方は
教育を受けた人
みんなの
その後の未来を
規定してしまいます。

やりたくないことも
やらなければならない。

という洗脳を
施してしまうのです。

コーチングでは
やりたいこと100%の
人生を送ること
を推奨しています。

もちろん
そのやりたいことのために
何が必要かを
考え、実行する力を
つけていく教育の力は
必要なのですが

決して
やりたくないことを
我慢してやるのが
人生だ。

という
間違った人生観を
もったまま
大人になって
ほしくないと
思っています。