好きなこと
2020/04/04
親は子どもの
将来を心配します。
その心配の
最も大きな関心ごとは
お金のことです。
「食べていけるだろうか?」
という問題が
最も大きな
問題なのです。
その気持ちは
もちろん
よくわかるのですが
世の中には
食べていけていても
死んだように
毎日を過ごしている
人もいます。
奴隷のような
人生を歩んでいる
人もいます。
そういう人たちは
「〜ねばならない。」
という気持ちで
働いているのです。
ですから
パフォーマンスも
上がりませんし
収入が飛躍的に
向上することも
ありません。
ただ
死なない程度に
生きているといった
感じです。
親が子どもの
将来を心配するとき
そんな
死なない程度に
生きている状態に
なってほしいと
思っているでしょうか?
もしそうでないならば
子どもの好きなことを
見つけてあげるのが
先決です。
「将来食べていく
ためには
勉強しなきゃ
いけないのよ。」
とどれだけ脅しても
本人のやりたいことが
見つからなければ
ただやらされている
勉強で終わります。
「〜ねばならない。」
でやっている勉強では
当然
パフォーマンスは
上がりません。
「勉強しなさい!」
よりも大切なのは
「何が好きなの?」
と聞くことなのです。
大人になるまでに
「私はこれが大好き!」
と言えるものが
見つかっているかどうか。
これが
最も大切なことです。
若い人の中には
「やりたいことが
ありません。」
という人が多いです。
とても残念なことですが
こんな状態を作ったのは
「そんなんじゃ
食べていけない。」
と子どもの好きなことを
否定し続けてきた
周りの大人の
責任なのです。
本当に
子どもの将来を
心配しているのなら
子どもが
心からやりたいと
思うことを
見つける手伝いを
してあげることです。