わかりやすいはわかりにくい|メンタルコーチ 自己啓発
2021/09/10
迷ったらやる
という考え方があります。
何事にも
挑戦してみることが
大切だとか
やってみることで
学べることがあるとか
そう言った意味で
迷ったらやったほうがいいよ。
という考え方です。
確かに私も
そうだなと思います。
人生一回きりなら
やらずに後悔するよりも
やって効果するほうが
いいと思うからです。
しかし最近
こんな言葉を目にしました。
迷ったらやめる
えっ?
と思ったので
その理由を読んでみると
あれこれ手を出していては
時間が足りなくなってしまう
自分のやるべきことに
集中することが大切だ
といったような理由でした。
確かにそうだなと思います。
では
迷ったらやる
と
迷ったらやめる
は
どちらが正しいのでしょうか。
これは
両方正しいのです。
場合によっては
迷ったらやるほうがいいし
場合によっては
迷ったらやらないほうがいい
と言えるのです。
一見相反する考え方が
場合によって
両方正しいと言える
そんなことは
よくあることです。
言葉の表面上の意味
だけを捉えて
これが絶対正しいのだ
と思い込むことは
あまり賢いやり方ではありません。
この世の中の出来事は
ありとあらゆる要因が
複雑に絡み合っています。
ただ一つの考え方が
全ての場合を包摂する
と言ったような
単純化することは難しいのです。
これがいいのだ。
とは言っても
それが良くない場合だって
たくさんあるのです。
書店に行くと
〜するだけで・・・になる
というキャッチーな
署名をみることが多いですが
これも
極限まで単純化して
読む人にわかりやすい
メッセージとして
伝えようとするもので
実際に全ての人が
〜するだけで・・・になる
とは言えないのです。
物事を単純化して
わかりやすくすることは
大切なことではありますが
元々は
複雑なものであり
単純化することで
多くの情報を無視しているのだ
ということも
よく知っておく必要がありますね。